BizForecastシリーズの導入事例
株式会社キッツ 様
手厚いサポートで不安なくプロジェクトを遂行!
販売費用計画・予測システムをBizForecastへリプレイスし、コスト・利便性・システム柔軟性が改善
社名 | 株式会社キッツ |
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設立 | 1951年1月26日 |
資本金 | 21,207百万円 |
事業内容 | バルブ及びその他の流体制御用機器並びにその付属品の製造・販売 |
ウェブサイトURL | https://www.kitz.co.jp/ |
株式会社キッツ様とは・・・
「わたしたちは、流体制御技術と材料開発で社会インフラを支え、ゆたかな地球環境と持続可能な未来を創造していきます」という企業理念に基づき、バルブ、流体制御機器、および付属品の設計から鋳造、加工、組み立て、検査、出荷までの一貫した生産体制を確立し、グローバルに事業を展開。世界 17 ヶ国に拠点を置き、50 ヶ国以上への販売実績を持たれている株式会社キッツ様。1951 年 1 月、株式会社北澤製作所として設立し、1984 年、東京証券取引所 市場第一部に上場、1992 年に現在の社名に変更されています。
1951年にバルブ製造、販売でスタートした同社は、現在でもバルブ事業は売上の80%を占める重要な事業として拡大を続け、ライフラインと日本の製造業の発展に貢献されています。
IT戦略の一環として販売・費用の計画ならびに予測システムのリプレイスを検討され、BizForecastをご採用いただきました。今回はBizForecast選定の経緯、導入効果についてお伺いいたします。
【課題】各画面の展開・操作に時間を要しており、業務に影響。UIのわかりづらさや費用面等、様々な課題を抱えていた
2019年に旧システム(欧米製品)をベースにして販売・費用の計画ならびに予測システムを構築し、4年間運用していましたが、運用にあたり様々な課題を抱えていました。IT戦略として、早期の脱オンプレミス(データセンター)・サーバークラウド化を掲げていましたが、既存システムが足かせとなっていました。具体的には以下の3点が課題として挙げられます。
■コスト面
保守費はもちろんのこと、システム改修費等の維持費が切迫。また、システム改善なども技術者が限られており、対応に時間がかかる状況。
■利便性
販売・費用の計画ならびに予測では大容量のデータを処理しているため、レスポンスが遅延し、業務に影響。また、UIの操作性の部分に関しても一目でわかりづらい部分がある。
■グループ会社での共同利用
販売計画や予算管理などは本社(HQ)のみを想定しており、グループ会社で共同利用ができていない。
予算管理業務運用の課題としては、各画面の展開・操作に時間を要していたことや、既存システムではExcelアドイン機能を使用していたため、Excelそのものの挙動を重くし、業務に影響がでていました。
また、費用予実の管理をシステム外(Excel)で実施する必要あるなど非効率なだけでなく、計画値を更新した場合にどこの部門がどこの科目に変更を入れたか分からなかったことも課題となっていました。
よって、コスト(初期費、維持費)の抑制できるかつ、ユーザー利便性の向上ができるシステムを導入すべく、検討をはじめました。
【選定】コスト、利便性、システム柔軟性を重視。会計知見や予実管理に卓越したパートナーを求め、BizForecastを選定
会社の規模や実績にはこだわりはありませんでしたが、会計知見や予実管理に卓越したパートナーを求めていました。
またベンダーに頼りきりにならず、ある程度は社内で運用が可能で、データ活用基盤との連携ができることを重要視していました。
選定のポイントとしては、資料請求・評価サイト等における世間での評価も参考にし、以下の点が充足しているかをチェックしました。
■コスト面
導入及びランニング費用が旧システムと比較して抑制できるかどうか。
■利便性
高度なITリテラシーの必要がなく、Officeツールを利用している感覚で運用でき、関数などの使い勝手、UIのわかりやすさ。
■システム柔軟性
ある程度テンプレート化(パラメータ)されていて、オプションや個別機能等で追加費用がかからない。
様々なシステムのお話しを伺いましたが、BizForecastはカスタマイズレベルで当社の要望が実装可能かつ、画面もエクセルライクでしたので運用・メンテナンスの容易さに優位性を感じました。また、当社では販売金額・販売数量の予測を、過去実績の比率で生産本部ごとに品目別に展開するという当社特有の処理があるのですが、このようなロジックにも対応できるという柔軟性・拡張性も備えていました。
BizForecastは選定のポイントを網羅し既存システムの機能をすべて踏襲できるシステムと判断し、BizForecastを採用いたしました。
【導入中】会計のプロ集団の伴走で不安なくプロジェクトを遂行。手厚いサポートで本稼働後もスムーズに進行
導入のご支援をいただいた受入れの工程までは重大な課題は発生しませんでした。社内では近年稀にみる問題が起こらない「無風のプロジェクト」だと言われているくらいです。
導入いただいたコンサルタントは皆「会計のプロ」で、業務知見が高く、分かりやすい説明や、疑問や質問をいつも適格に回答いただいていたため、不安なく安心してプロジェクトを進めることができました。常にユーザーに寄り添って、弊社が気付かない点でも改善に向けた提案をしていただけたことを非常に感謝しております。
しいて課題を挙げれば、納品後の教育工程以降のタスクに想定より時間を要してしまい、元々予定していたカットオーバーのタイミングを見直さなければならなくなったこと、それに付随して移行データの見直しなどの課題も発生したことが挙げられます。
課題が判明したタイミングですぐスケジュール・タスクの見直しを行い、プライマル社には納品後加入させていただいた本稼働支援をご対応いただきました。本稼働支援は柔軟に対応いただき、例えば週次MTGにおいては、発生した課題への適切なアドバイスや移行や教育活動の作業支援をしてもらうことで本稼働を効率よく進められたと感じています。
【導入後の使用感】「ストレートコンバージョン」で構築したため業務内容自体は変わらないものの、コスト面・利便性・システム柔軟性が大幅に改善
BizForecastは独立したアプリケーションになるので、アイコンをクリックすればシステムが立ち上がるのがシンプルでわかりやすいです。ログインについてもシングルサインオンでログイン可能であるためパスワードがわからないといった問合せがなくなり、問合せコストの削減にも繋がっています。ユーザーの利用環境に応じてアプリ版だけでなく、WEBブラウザ版を両立して使える点も柔軟性があると感じています。
また、当社のシステム部門では「システムのレスポンスは3秒以内が理想」と考えております。BizForecastはかなり理想に近いシステムでして、例えば今まで3分かかっていた処理が10秒で完了するため、非常に満足しております。実際にシステムを利用する現場からもBizForecastに変わってすごくよくなったという声が届いています。旧システムを使用していた時はレスポンス遅延やUIの操作性の部分に関してもわかりづらい部分があったため、システム自体にネガティブな印象があったことからBizForecast導入が決まった際も「どれも一緒だろう」というマイナスからのスタートでした。しかし、BizForecastを導入し、処理速度が格段に上がったことでシステムに対するマイナスの感情がプラスになっていったのではないかと思います。
コスト面についても、旧システムでは導入にあたり数億円費やしたのですが、BizForecastは旧システムの四分の一で実装し、ランニング費用も今までの半分以下になったことも大きいです。BizForecastの導入は「ストレートコンバージョン」という立て付けだったため、構築内容は旧システムと変わっていません。しかし、BizForecastは当社が選定時に重視していた「コスト面・利便性・システム柔軟性」を兼ね備えているため、BizForecastを選定して本当に良かったと実感しています。
【今後の展開】IT戦略プロジェクトの初手が成功したことで、システム部門のプロジェクトでもBizForecastを構築。AI連携等、今後の製品成長に期待
今回、IT戦略の一環である脱オンプレミス(データセンター)・サーバークラウド化プロジェクトの最初の一手としてBizForecastを導入し、成功しました。このプロジェクト自体が成功すると年間で億単位の費用削減が実現するため、この手ごたえは今後のプロジェクト遂行においても良い影響を与えると考えております。
本プロジェクトとは別にシステム部門のプロジェクトでもBizForecastを活用したく、現在こちらも構築頂いている最中です。プライマル社のコンサルタントの質が高いので、こちらのプロジェクトも期待しております。
またBizForecastはユーザーの意見を大切にし、反映してくれる姿勢があります。「こうなるとよい」といった要望やフィードバックを、定期的なバージョンアップで改修・反映いただく等、スピード感をもってご対応いただいており、非常にありがたいと感じています。今後はAIとの連携も強化されていくとのことでしたので、今後の製品の成長に期待しています。
※本事例は2024年10月現在の内容です。
※本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載当時のものであり、変更されている可能性があります。
※掲載企業様への直接のご連絡はお控えください。
