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グループ経営管理システム
BizForecastシリーズの導入事例

株式会社お金のデザイン 様

IPOは予算に始まり、予算に終わる。

社名 株式会社お金のデザイン
設立 2013年8月1日
資本金 100百万円  ※2021年12月時点
事業内容 ロボアドバイザーTHEO[テオ]をはじめ、金融機関、事業会社と連携した新たなサービス開発や、海外への展開などを幅広い事業を展開
ウェブサイトURL https://www.money-design.com/

− 本日はよろしくお願いします。初めに御社の事業内容についてお聞かせください。

宮崎様
ロボアドバイザー事業を中心としたベンチャー企業です。ネクストユニコーン調査(*)にて、当社は27番目に取り上げて頂きました。
事業内容としては大きく2つあります。1つはTHEOというロボアドバイザー機能を有する投資の商品を扱っています。
もう1つが投資信託を販売してまして、主にその2つが主な収益の2本柱となっています。

(*)ネクストユニコーン調査とは、日本経済新聞社がVCからの推薦をもとに、創業20年以内の国内の未上場スタートアップの企業価値を独自に推計したもの。
  企業価値10億ドル(約1100億円)以上の未上場企業は「ユニコーン」と呼ばれ、成長企業の証とされる。

− おふたりの業務内容についてお聞かせください。

宮崎様
月次資料の確認、取締役資料の作成、金融商品取引法の適用があるので監査法人に提出する資料作成、上場企業並みの管理体制の整備・運用などを行っています。

米田様
月次決算のチェックや、外部に委託している業務に関するやりとり、そして予実シート作成を行っています。

ノンコア業務を撲滅し、コア業務に注力できる環境作り

−予算実績管理システム導入前の業務フローを教えて下さい。

米田様
Excelで実績を部門別に集計し、予実シートを作成しての繰り返しでした。
予算管理している部門は10部門くらいに分かれていて、予算~実績のところを毎月毎月Excelシートに落として、それをまたフィードバックしてという形です。
月の大半をその業務が占めています。

ー予算実績管理システム導入前の課題は何がありましたか?

宮崎様
予算管理体制を構築中ということもあり、予算実績を比較しても分析やアクションに結びついていないことが一番の課題でした。
それに伴い、予算(中期経営計画)の作成水準をより高める必要がありました。また、予算管理のExcelシートがかなり複雑で、属人的な部分が多い状況でした。
ロジックや関数式が複雑で集計作業に時間がかかっていました。
予実はなるべくタイムリーに予実差を出し、そこから時間をかけて原因分析し、アクションに移すことが重要です。
その手前の集計作業工程で、ものすごく時間がかかる事に課題を持っておりました。
予実差の分析、アクションに時間が取れないだけでなく、社内管理体制の整備も進めていく必要があるため、それらの課題を解決するツールを探し始めました。
上場企業並みの管理水準をクリアする理想の予算管理ツールを一通り探している中で、SMB層向けにリリース予定の御社のツールに出会いました。

ー数ある予算実績管理システムの中から、 「ベストプラクティス型予算管理SaaS BizForecast BC Standard」を選定されたポイントを教えてください。

宮崎様
「ベストプラクティス型予算管理SaaS BizForecast BC Standard」は​リリースされたばかりでしたが、プライマル社が数百社に導入されている実績や、その導入経験から得た知見・ノウハウ、必要な機能がシステムに集約されていた点です。
予算のバージョン管理や予算作成がスムーズにシステム上で出来る点はもちろんですが、承認ワークフローも標準装備されている点もポイントでした。
一般的なシステムの組み合わせは会計システム+ワークフローシステム+予算管理システムになりますが、「BizForecast BC Standard」は、予算管理システムと簡易的なワークフローシステムがひとつのシステムに集約されており、さらに会計システムから実績データを取込めるのでまさに理想のツールです。
他社システムでは会計科目の切口での予実はできるが、部門別やPJ別の予実はシステム対象外であったり、予算管理側で部門設定とセグメント別、プロジェクト別でコスト管理できないのですが、プライマルのシステムは我々の要件をクリアされてました。
こちらも「BizForecast BC Standard」ひとつで実現可能であるため、我々が求めている条件をクリアした唯一のシステムでした。
他にも、Excelライクなテンプレートがいくつも用意されているので、Excelに慣れ親しんだ現場へのシステム導入ストレスが軽微と想像できるのがいいですね。

ー商品選定で難航させる要素はありましたか。

宮崎様
システム選定を始めてから1ヵ月もかからずに商品選定が出来ましたので、難航はありませんでした。
管理部門内で、「集計・収集作業(ノンコア業務)に時間をかけるのではなく、分析や次のアクション(コア業務)に時間をさくべきである」と共通課題としての認識があったため、システム導入の目的がはっきりしていました。
またプライマルさんの導入実績を見ても、名だたる企業が採用されてましたので、信用に繋がり、社内関係者を説得する際も、スムーズに話を進めることができました。

現場を巻き込んだタイムリーな予算統制

ーBizForecast導入後、どのような効果が得られそうですか。

米田様
BizForecastの構築について開発の方の説明を聞いている中で、システムを使うときっとこういう風に使えるんだろうな、早くアウトプットのところまで行くんだろうな、とすごく期待が持てました。

宮崎様
まずは予算を作る段階で、なるべくわかりやすい管理指標(KPI)を作っていく事がポイントと認識しています。
財務会計の数値でない、技術の人、事業開発の人、営業の人。
彼らが追っていく管理数字をシステム上でわかりやすく表現しなくては目標に向かって進んでくれません。
それぞれの管理指標が目標通りに推移できれば、財務数値が自然と成長できる指標になります。
今後はシステムを導入することでスピーディにPDCAが実現でき、推移や傾向分析等に時間を割く事が出来ると期待しています。

現場ベースで「なぜ、この予算の通りに進捗できないのか?」って議論されるのが楽しみです。
それを繰り返していくうちに自分たちの欠点とか見えてきて、現場力が上がり、結果強い会社に変わっていくと思います。
また、前職でもIPO準備の経験があるのですが、IPOは「予算管理」でつまづくことが多いと思います。
『IPOは予算に始まり、予算に終わる。』といっても過言ではないです。
経験上、予算管理がうまくいけば、IPO実現の可能性が高まるので、「BizForecast BC Standard」を使いこなし、上場企業と同水準の予算統制を実施していければと思います。

− ありがとうございます。
今後は導入後の実際の効果等もお聞かせいただければ幸いです。
本日はありがとうございました。

※本事例は2021年12月現在の内容です。
※本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載当時のものであり、変更されている可能性があります。
※掲載企業様への直接のご連絡はお控えください。