シリーズ概要

コンセプト・特長

"脱Excel" から "活Excel" へ

基幹業務やバックオフィス系業務システムに係る業務プロセスにおいて、Excelファイル(やマクロ)が利用されることは、一般的に良くないこととされてきました。理由としては、Excelがクライアント・サーバ型/Web系のシステムと比較して情報共有や情報保全の面で劣ること、Excelが担う業務プロセスが属人的になりがちであること等が挙げられ、"脱Excel"などというキーワードがIT業界で流行したほどです。しかしながら、入力インターフェースとしてExcelが非常に優れており、ワークシート関数やピボットテーブル、グラフ・チャートなどの機能を利用することで集計や分析の面においても非常に有用なツールであることは、多くのビジネスパーソンが認めています。

「BizForecast」シリーズは、このExcelの非常に便利な入力インターフェース、柔軟で使い勝手の良い集計・分析機能の長所を活かしつつ、情報共有や情報保全の面におけるデメリットを解消するシステムであり、会社の歴史やノウハウが詰まったExcel資産を有効活用することが可能な、Web(クラウド)サービス全盛の時代において"脱Excel"ならぬ"活Excel"を目指したソリューションです。

用途は無限大

グループ経営とは、複数の事業体で構成されるグループを、あたかも一つの事業体に見立てて、グループ全体でその戦略や経営資源配分の最適化を目指す経営です。その経営を実現するためのグループ経営管理機能およびそれを支える情報システムが担う重要なプロセス・役割は次の3つとなります。

1

「情報収集」プロセス

言語や通貨が異なる物理的に離れた多数の拠点から、経営判断に必要な様々な情報をタイムリーかつ正確に収集すること

2

「集計・加工」 プロセス

収集した各種情報を、各階層の経営判断に必要な粒度に集計および加工すること

3

「報告」プロセス

加工されたデータなどの情報を帳票やグラフ・チャートなどで視覚化すること

「BizForecast」シリーズは、グループ経営管理を効率化し、様々な課題を解決するために誕生したソリューションであり、その原点は①「情報収集」機能や③「報告」機能を担うデータ収集・レポーティング基盤システムと②「集計・加工」を担う連結会計システムです。

特に①「情報収集」プロセスは、言語や通貨が異なる可能性があるだけでなく、複数の業務システムやExcelファイルなどにデータが点在し、データ種別も金額以外の数値情報や文字情報など多岐に渡るため、グループ経営の判断に資する情報の宝庫であるにも関わらず、システム化が遅れている領域でした。プライマルは、この情報収集プロセスを担うデータ収集(レポーティング)基盤こそがグループ経営管理の要であるとの考えのもと、機能の高度化や利便性を追求して、2009年の前身となる製品のリリースからデータ収集機能の改善・高度化に注力して磨き続けてきました。その結果、「BizForecast」は会社や部門、店舗・事業所などの拠点、人やモノを単位とするあらゆる情報の収集や加工・集計、レポーティングに利用可能なプラットフォームに成長し、制度連結決算や予算(実績)管理の他、部門/プロジェクト/店舗/人別の損益管理や人事評価情報の管理など幅広い用途にご活用いただくことが可能になりました。

「BizForecast」シリーズは、制度連結決算や予算(実績)管理の他、部門/プロジェクト/店舗/人別の損益管理や人事評価情報の管理など幅広い用途にご活用いただけます