NTA TRAVEL SINGAPORE PTE., LTD. 様|BizForecastシリーズの導入事例|BizForecast|プライマル株式会社

BizForecastシリーズの導入事例

NTA TRAVEL SINGAPORE PTE., LTD. 様

社名 NTA TRAVEL SINGAPORE PTE., LTD.
設立 1986年1月
資本金 1,000,000 SGD
グループ会社数 連結子会社/3社 ※2018年5月時点
業種 インバウンド、アウトバウンド旅行業全般・航空券及び各種の乗車船券の受託販売・各種の入場券、観覧券等の受託販売など
ウェブサイトURL http://www.nta.sg/

導入までの経緯

経理担当者としてシンガポール現地スタッフを登用しているため、離職によるリスクを潜在的に抱えており、業務の標準化及び継続性の確保が大きな課題でした。そのような状況の中、インドネシアの現地法人をM&Aで子会社化し作業ボリュームが急激に増大したため、システムによる効率化の検討を始めました。

選定理由

複数の連結会計システムパッケージソフトを比較・検討した結果、以下のポイントでConglueを選定しました。

1.Excelライクな画面で、柔軟性の高いシステムという印象を受けた。
2.業務プロセスを簡易かつ分かりやすく構築が出来る。
3.英語によるシステム導入と手厚い保守サポート。

一般的にシステム導入では、システムに適合するように現行運用の変更が必要になるとの認識でしたが、Conglueは既存の業務プロセスに合わせた柔軟なシステム構築が可能であったため、そこに大きな魅力を感じました。
また、Conglueは経理スタッフが使い慣れているExcelライクな画面からデータの入力が可能であるため、各国のローカルスタッフもすぐに使い方のイメージが沸き、導入にあたり大きな抵抗がなかったのも非常に重要なポイントでした。

導入の効果

従来はExcelの手作業でレポートを作成しており、連結処理の追跡および監査対応に時間を要していました。具体的な日数は子会社1社(組替作業と数値の確認)で1日。グループ連結で1日。毎月〆切の場合は合計約3日、四半期/半年ごとの〆切の場合はさらにプラス3日を必要としていました。
連結用データが子会社によって直接Conglueに入力されるようになったことから、連結作業は1日以内に完了出来るようになり、四半期/半年決算は3日以内に完成出来るようになりました。さらに、システム化されたことによりレポートを作成する際の為替換算の煩わしさや人為的ミスが大幅に軽減されました。
システム導入以前は、インドネシアとシンガポールの会計基準の相違や、グループ報告の理解が不足しているなど、コミュニケーションの問題が多くありました。システム導入の過程において、グループ会社も交えた打合せを重ね意思疎通を図ることで、必要とする情報の明確化と収集フォームの標準化に成功し、情報の精度及びスピードが格段に向上したことは大きな成果の一つです。

プライマル社の導入コンサルタントの皆様には大変お世話になりました。現地担当者は導入が決まった時、「操作方法でわからない時の対応」を最も気にしていました。その不安に対し、プライマル社のコンサルタントは回答の早さを最優先とし、E-mailや電話および通話・メールアプリを使用し最長でも半日で解決するように対応頂けたので、とても安心しました。

今後の展開

弊社はアセアン内のグループ企業を統括する地域統括法人です。M&Aで子会社化した現地法人を含み、国ごとに異なる経営体制や会計システムを利用している複雑な環境の中、ICT(グループ連結会計/経営管理ソリューション)を導入し、地域統括法人としての月次のサブ連結、および日本本社の連結システムへの入力データ作成の自動化をConglueで実現しました。
システムの導入による、域内サブ連結会計のプロセス統合に留まらず、日本本社からの理解と協力も含め、各国法人との今後の経営や会計/財務の方向性の相互確認やPMIにも好影響を及ぼし、最初はシステム化に否定的だった現地監査法人からも高評価を得ています。今後は予算算定や予実管理、戦略策定にまで利用範囲の拡大を計画していきたいと考えています。

※本事例は2018年6月現在の内容です。
※本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載当時のものであり、変更されている可能性があります。
※掲載企業様への直接のご連絡はお控えください。