第1回【IFRS解説】IFRS導入ロードマップ
本日(6/19)より、弊社(プライマル株式会社:http://www.primal-inc.com/)Webサイトの【ウェブコラム】ページにて、「IFRS解説」シリーズの連載をスタートします。弊社は会計・ITの融合領域でのスペシャリストとして、国際会計基準の領域についても日々実践的な研究を重ねており、その成果をウェブコラムに連載することで、弊社のお客様、並びに弊社のWebサイトを訪れてくれた方々のIFRSに対する理解の一助となれば幸いと考えております。
第1回目の本稿では、国際財務報告基準(IFRSs)の歩み、及び主要なマーケットプレイヤーたる日米両国の今後のIFRSsへのアクションプラン(ロードマップ)について解説させていただきます。
1. 国際財務報告基準の歩み
国際財務報告基準(International Financial Reporting Standards, IFRSs)が世間を賑わせています。(※1)
現在の基準設定機関は国際会計基準審議会(International Accounting Standards Board, IASB)ですが、その前身たる国際会計基準委員会(International Accounting Standards Committee, IASC)は1973年6月の設立ですから、40年弱の歴史を経て、まさしく「国際」的な会計基準として軌道にのろうとしています。
EU域内においては、上場企業については2005年からIFRSsのうち、欧州委員会が認めたものの適用が、外国上場企業については本国の会計基準がIFRSsと同等でない場合には2009年以降IFRSsの適用が義務付けられています。世界各国での採用も100ヶ国を超えるといわれており、アジアでは中国・韓国・マレーシア・フィリピン等でも「IFRSsを既に適用」「自国基準がIFRSsと同等」あるいは「2011年頃までにIFRSsに移行する」といった状況です。
世界経済におけるビッグ・プレイヤーであり、自国会計基準を整備し続けてきた日本・米国についても、ここ数年IFRS導入(コンバージェンス(収斂)・アドプション(受入))に関して積極的な姿勢を示していることはご存じの通りです。まさしく、世界的な「会計ビッグ・バン」が進行しているといっても過言ではありません。
※1:慣例にならい、国際財務報告基準(IFRSs)と記載した場合、以下を総称したものを指します。
国際会計基準委員会(IASC)時代に制定された以下の基準(廃止されたものを除き、現在も有効です。)
国際会計基準(IAS)
解釈指針委員会(Standing Interpretations Committee, SIC)による解釈指針書(SIC Interpretation)
国際会計基準審議会(IASB)に承継後の以下の基準
国際財務報告基準書(IFRS)
国際財務報告解釈委員会(International Financial Reporting Interpretations Committee, IFRIC)による解釈指針書(IFRIC Interpretation)










































